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「年とったなぁ・・・」と思った。   

昨夜帰宅して、夕刊を見てびっくりした。
都立高校の一般入試の開始時間が2時間も遅れたということだった。
昨日の朝、「がんばって!」と送り出したはずの受験生が、JRの駅で足止めを食ったのだ。それでなくても、1.5倍の競争率に挑まなければならない受験生の多くが冷や汗をかいたと思う。
もう一つのニュースは、米アカデミー賞の受賞作品に、日本映画の「おくりびと」と「つみきのいえ」の2作品が選ばれたことだ。
去年、「おくりびと」を観て何とも言えないような感動を受けたことを思い出した。亡くなった人とその人を送り出す人たちの関係が、納棺士を通してより深まる様子が静かに伝わってきた。近く、もう一度みたいと思っている。
今朝の駅頭では、そんな話をした。
6時半のおじさんの前を歩いてきた人が私のビラを受けとってくれたので、続けて受けとることになったおじさんは、「おっ?!・・・」と声を出しただけだった。
トコトコちゃん姉妹が少し後がやってきた。トコトコちゃんの方はマスクをしてきた。「おはよう。眠くない?」「うん」「あっ!・・・」トコトコちゃんが本を持っているのが見えたが、遅かった。どんな本を読んでいるのか聞くのを忘れてしまった。
Yちゃんが通り、次のバスで長女がやってきた。数日後には2人とも期末試験が待っているらしい。
霞ヶ関勤務のお嬢さんのお母さんはお休みのようで、30分後、寒かったのか、お嬢さんがちょっと赤らんだ顔をしてやってきた。
今朝の最低気温は6度になっていたが、実際には1,2度ぐらいだったのではないだろうか。
ふ~っと吐く息が白く太くハッキリと見えたからだ。
「おくりびと」の主人公の本木雅弘さんが、チェロ奏者の仕事を辞めて郷里の山形に帰ったときのシーンを思い出した。
そして、私が秋田の実家に帰ったとき、阿仁合駅のホームと反対側の電車の中で、親戚のおじさんやおばさんに会ったときのことも連想した。
「年とったなぁ・・・」と思った。

by ken-tono | 2009-02-24 08:50

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