人気ブログランキング | 話題のタグを見る

「自分の携帯忘れちゃった・・・」   

晴れている。
サッとシャワーを浴びて、駅に向かった。
駅に着くと、入れ替わるように搬入を終えたトラックがウインカーを右に出して出発するところだった。
準備を終え、挨拶を始めた。
なぜか寒い。
昨日と同じように北風が強かったからだ。
と、携帯電話を忘れた事に気がついた。
届けてもらおうと、公衆電話から自宅に電話をかけると妻が出た。
「もしもし、携帯忘れちゃったのでお姉ちゃんに預けてくれない?」「分かった」
30分もすれば、長女が目の前を通るのだからと思い、渡してくれるように頼んだ。
A病院に通うおじいさんがやってきて、あめ玉を差し入れてくれた。「ありがとうございます」「寒いな・・・」
めったに「寒い」と言わない人だったのに、ヤッパリ寒いよなと思った。ついでにジャンバーも、と後で思ったが遅かった。
トコトコちゃん姉妹はやはり別の出入り口を使うらしかった。いつも一緒のおじいさんだけが見えた。
「朝早くからご苦労さまです」と渋谷勤務のお兄さんが元気よくやってきた。
霞ヶ関勤務のお嬢さんのお母さんとは久しぶりにお会いした。
他の学校に通っている長女の友達のMちゃんが挨拶をしてくれた。
しばらくして長女が私の携帯を持ってきてくれた。「ありがとう!」「自分の携帯忘れちゃった・・・」「あれっ・・・」
長女は笑顔でそう言ってたが、悪いことをしちゃったなと思った。
そして、霞ヶ関勤務のお嬢さんも、音楽を聴きながら笑顔でやってきた。
5月20日(水)の有明コロシアムでの日本共産党演説会にみなさんぜひ参加してください」と呼びかけた。
とにかく、風が止まないため、寒かった。
宣伝を終えて、クリーニングを出しに行ったあと、A喫茶店に行ってみた。開店30分前だったが、「どうぞ」と入れてくれた。
サイフォンで入れたコーヒーがとっても美味しかった。
店長さんが、「来週、秋田に帰ってきます」と話し始めた。どうやら、3人姉妹でご両親に会いに行くのだ、と。
お父さんが80歳で、お母さんが83歳らしい。私の母と同世代だ。
お母さんの方が病気で病院に入院中ということだった。
「田植えは連休中に終わったようですよ」「きれいでしょうね?」「青いジュウタンのようで・・・」
温暖化の影響で、年々、田植えの時期が早くなってきたようだ。
「気をつけて行ってきてください」
青く色づいたナンキンハゼの葉を見ながら店を出た。

by ken-tono | 2009-05-15 12:05

<< 「ホワイト・クリスマス」 「寒くなかったよ」・・・ >>