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「手袋なくて大丈夫ですか?」   

お弁当作りを終えて外に出ると、夜明け前の妙な静けさが漂っていた。
駐車場の位置によっては霜が降りている車もあったが、私の車は大丈夫だった。
空気が乾燥しているからなのか。
鎌倉街道を駅に向かうと、カラフルなライディングウエアに身を包んだW先生が、朝の寒気をものともせずに颯爽と走ってきた。
その100㍍くらい後を追うようにして、青山学院大学の駅伝の選手が練習用のタスキを掛けてハイピッチで走ってくる。
2人から元気をもらった私は、よし、今日もがんばるぞと、暖まった車内で気合い?を入れた。
駅に着くと現実は厳しい。
昨日の最低気温が0度で、今日が1度、と。
そんなはずはない!もっと寒いなぁ、と思いながら準備をした。
駅に立った。
ヒゲのお兄さんがやってきた。「手袋なくて大丈夫ですか?」「・・・・馴れてきました」
私は心にもないことをつい口ずさんでしまった。
「ヤッパリ寒いですけどね」と言い直すハメに。
「そうですよね。がんばってください」
今のところ、霜焼けにならないで済んでいるので頑張ってみようと思っている。
貧乏侍のご主人が来た。大勢の人に交じっての時間帯なのか、今日もほとんど話さなかった。それとも、第2次菅内閣に失望しているのかな。
M先生が元気な笑顔でやってきた。
日本経団連はあんなにお金を貯め込んでいるのに、賃上げに応じる考えはないらしい。
どこまで身勝手な人たちなのだろうか。
日本社会が正常に発展し、国民生活が豊かになるために、社会のルールをちゃんと守ってほしい。
霞ヶ関勤務のお嬢さんもやってきたが、このところ、お母さんの姿が見えない。風邪でも引いたのだろうか。
日大三高のYちゃんも元気にやってきた。
一方、Mちゃんは最近見ないということは、受験なのかも知れない、と。
町田駅を通る人たちの面々も微妙に変わってきた。
今朝の気温は氷点下になっていたと思う。
ふぅ~っ・・・

by ken-tono | 2011-01-18 09:11

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