人気ブログランキング | 話題のタグを見る

「こんな静かな海、見たことがない」   

新作映画『あなたに』を観た。
富山刑務所、刑務官役の高倉健が亡き妻の故郷、長崎県平戸に向かい、海に散骨するまでの道中の人間模様を描いている。
「さようなら」とだけ書いてあった遺言書の真意は?
空き家となってしまった妻の実家は写真館だった。
遭難した漁師が実は生きていたのだったが、平戸には二度と戻らない、と。
原作者は何を言いたかったのか、実に奥深い内容だと思った。
散骨のために船を出してくれた老人が、陸に上がって言った言葉が、「こんな静かな海、見たことがない」と話すシーンがあった。
高倉健が演じながら相手俳優の名演技に唯一感動して涙が出たと聞いた。
長崎の貧しい漁村の老漁師の凝縮された一言に私も感動した。
あわただしい毎日の中にあって、ゆったりと流れる時間だった。

ぐっすりと寝ることができ、朝はすっきり。
EXILEのATSUSHIが歌う、槇原敬之の『遠く遠く』に聞きほれているうちに、あっという間に駅に着いた。
準備で、車と駅頭を往復していたら、坂を上がってきた自転車に気が付かず、危うくぶつかりそうになり、「あっ、すいません」と。そのとき、何かチクッとしたなと思って荷物を持つ腕を見たら、煙草の灰がこんもりと付いていた。そこで初めて、小さな火傷に気が付いた。
ん、気をつけなくては。
元柔道部員のお兄さんが通った。
今日は、半ズボンにランニングシャツ。
お兄さんの逆三角形の体系がくっきりと。お~っ!と一息飲んでしまった。
トコトコちゃん姉妹がやってきた。
「おはようございます」「楽しかった?」「はいっ!」
トコトコちゃんの本当に楽しかった!という笑顔に私までうれしくなった。
今朝のしんぶん赤旗が紹介する京都府在住で115歳で健在の木村次郎右衛門さんのことを話した。
1897年(明治30年)生まれの木村さん。
その2年前には、尖閣諸島は日本領に編入されている。
歴史的事実と国際法に基づいた理を尽くした外交がいま必要であると訴えた。
また、中国国内での暴力行為は、どのような利用があれ認められない。中国政府は、日本人、企業、大使館
の安全確保に万全を尽くすべきであるという、わが党の見解を話した。
最初は降っていた雨が途中から止んだ。

by ken-tono | 2012-09-18 09:14

<< 「雨の日だからお休みかと思って... 「暑いのに、がんばるなぁ!」 >>