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「晩秋の稲荷抗」F80号   

今日は、原町田のUさんと一緒に地域の方々を訪問した。最初にお訪ねしたお宅では、ご主人が出てこられた。11年前に今の場所に来るまでは、1丁目に住んでいたとのこと。原町田南口再開発事業が動き始めた頃、立ち退いたそうだ。バブル崩壊直後だったが、その申し子とでもいっていいような不動産会社が中心に座り、土地を買いあさっていた最中だった。破綻がわかっている再開発事業に、税金の投入は止めるよう市議会で質問したことがあったが、この事業は完全に破綻し、不動産会社も倒産した。・・「税金の無駄遣いを繰り返してはいけない」と、フト当時のことを思い出した。
お隣のお宅もご主人がいらした。元美術の教師だったご主人は、いまでも2つの美術の会派に入っていて、今日から上野の美術館で展覧会があるらしい。昨日、ご自分の油絵を搬入したとのことだった。私も、大学では画学生の一人だったが、残念ながら上野の美術館にわが作品が展示されたのは、たったの1回だけだった。確か、卒業制作に描いた「晩秋の稲荷抗」だったと思う。郷里の秋田の山奥に残された廃鉱を描いたF80号の油絵だ。
で、次に、10軒ほど先のお宅を訪ねた。先月、生活相談を受けた方で、奥さんからその後の状況をお聞きしたが、現在は、弁護士を立てているとのことだった。
さらに、20軒ぐらい先のHさん宅へ向かった。来月、私の地域の後援会でバスツアーを計画しているが、Hさんも参加してくれることになった。
さて、次のお宅もHさんという方で、15年前に、札幌から越されて、こちらに家を建てたとのこと。が、当時あまり町田市の状況もわからず、駅に近いというだけでこの場所を決めたらしいが、かえって不便だという話をしてくれた。道路の問題のようだが、近く改めて相談にのることにした。
最後にお訪ねしたお宅は、80代の老夫婦だったが、奥さんは元気な方だった。書斎らしき部屋に座っておられたご主人は、元新聞記者だったというだけあって、本がビッシリと並べてあったが、最近、脳梗塞を患ってからは、あまり話ができないという様子だった。若いときには、ほとんど家にいることはなく、母子家庭のようだったとのこと。今審議されている、教育基本法や憲法改悪の問題を話したところ、「私はどちらかというと自民党だけれども、戦争は困る。みなさん、がんばってください」といわれた。
Uさんと別れ、駐車場に戻ったら、「プッ、プッ~」とクラクションの音がしたので見たら、知人のWさんだった。車窓を開け、さっそく話題は「駐禁」のことだった。「まったく、3分もたっていないのに、写真を撮られそうになって・・・」と話をしていたら、それこそ3分もしないうちに、「プッ、プッ~!」と音がした。「そこの駐車場に入りたいので、早くどいてください!」と。「駐禁」問題は、影響が大きい。
ちなみに、ちょうどお昼になったので、仲見世商店街の中華ソバ屋「七面(しちめん)」でラーメンでもと思い、立ち寄ってみたら、もう満杯で、外に一人待っているではないか。残念!いつものM屋で、いつもの親子丼を食べた。ん~~ん。

by ken-tono | 2006-06-04 14:27

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