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「ステップバス」   

体感温度4度から2度へ。あるバス停で宣伝をしながら、バスに入るお客さんの様子を見ていた。体の小さな女性のお年寄りが、「ステップバス」(こういう呼称はないかもしれないが)に上がろうとしたが、足が持ち上がらず、ナナメにして手すりにつかまり、やっとのことで上まで上がることができた。よく見ていると路線バスには3種類の「ステップ」があることに気がついた。まず、「ステップバス」で、従来型の階段がバイアフリー化されてないものだ。次に、「ノンステップバス」で、いわゆる「低床バス」だ。1回だけステップすると、そのままバスの床になっているものだ。最後に、「新ステップバス」は、最初にステップする階段は低いが、2~3段上がらなければならない。残念ながら、お年よりは、一番上がりづらいバスに乗ったことになる。では、「ノン・・」と「新・・」では、どちらが「最新」なのだろうか。「ノン・・」のほうが、バリアフリー化されているようだが、おそらく、乗客数が「新・・」のほうが多いのではないだろうか。なぜ3種類もあるのか不思議だったが、結局、バス会社の「利益」「採算」が大いに絡んでいるのではないだろうか。しかしながら、お客さんは、「ステップ・・」「ノン・・」「新・・」など関係なく、座れるバスをめがけて乗ったことが分かった。私が、バスに向かってお辞儀をすると、8割のお客さんは、首を前に立たれてお休み中でした。日本の労働者は、本当に疲れているんだと実感。長時間労働、低賃金、サービス残業など、世界水準からも遅れた日本の労働条件を改善しなければならない。とりあえず、どんな「ステップバス」を増やすことがよいのだろうか。

by ken-tono | 2006-01-18 22:23

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