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卒業式とスロープ   

久しぶりの早朝となった。昨日は、日中が暖かかっただけに、油断して表に出たら思いの外朝は寒いではないか。暖かい格好にし直して駅に向かった。
スタンバイして、みなさんを待った。
この人が来ないと始まらない。6時半のおじさん。「大部暖かくなってきたな!」。「いよいよだな」。ん~ん、本当はチョット寒いんだけどなぁ、と内心思いながら、「気をつけて!」と見送った。
いつもならば、トコトコちゃんとお友達が来るのが定番だが、どうやら学校の方は卒業式、終業式を終えたらしく、やはり2人は来なかった。ん~ん、残念。新学期を楽しみに待つとするか。
両国勤務のお嬢さんの姿が見えた。黒のコートにジーンズというシンプルなスタイル。ゆったりとした歩き方に、なぜがホッとする一コマである。「おはようどざいます」と声をかけた。
渋谷勤務のお兄さん、今日も元気に駆け足で・・。ヒゲのお兄さんは、「いよいよですね」と。サングラスのお兄さんは、「がんばるなぁ~」と、今日も激励の一声をかけてくれた。
で、新橋勤務のお嬢さん、いつものようにお母さんといっしょに、ニコニコしながらタッタッタッタッと駆け足で出かけていった。
挨拶するようになった桜美林高校の生徒達も、次々とやってきた。「今日で、学校おしまい?」と聞くと、「ハイそうです!」と・・。私学の中学に通う男の子も、剣道着と竹刀を持って駅に向かっていった。都内の私学に通う女子高生もスポーツバッグをひっさげてやってきたので、「朝練?」と聞くと、「今日から合宿なんです!」と笑顔で出かけていった。
・・・・と、今日も、元気な朝だったが、2人ばかり、暖かくなってきたねと言う人がいましたが、私には、少し寒かった。
さて、昨日は、小学校の卒業式が行われた。近所の本町田小学校におじゃました。先日の中学校の卒業式と比べて、小春日和といった暖かい日となった。義務教育を終え、それぞれ新たな方向に分かれる中学生と比べて、小学校の卒業生は、期待や不安の内容が違うような気がする。
来賓席にすわり、壇上を見上げると、大きな木製のスロープが設置されていた。卒業生のお子さんの中に、車いすの子がいるからだったのだ。先生の介助で、スロープを使って壇上まで上がり、他の子ども達と同じように、卒業証書を受け取ることが出来た。
彼女は、この後、地元の中学に入学する事になると思うが、期待と不安が入り交じった表情だった。
夢が実現できるように、中学でもがんばってほしい。
子どもたちの願いがかなう社会の実現に私もがんばりたい。

by ken-tono | 2007-03-23 09:57

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