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『三日月』   

外に出ると、まず、駐車場の桜が目に入った。どうやら昨日、今日あたりから咲き始めたようだ。マイ宣伝カーに乗り、駐車場を飛び出すと、団地の住棟の隙間からオレンジ色に焼けた朝日がメラメラと顔を覗かせていた。
駅に着いたがいつもと様子が違う。私学に通う高校生や中学生はとっくに学校は春休みに入ってしまったからだ。
奥さんがご主人とお嬢さんを車に乗せてくるご家族がいるが、今日はいつもよりかなり早い時間に見えた。お嬢さんが旅行用のバッグを抱えていたので、「今日は早いですね。お出かけですか?」と聞いてみると、「はい、そうです」と。父娘仲良く駅舎に入っていった。
本町田のMさん、今日も何か手に持ってきた。「がんばってるね!」と一声かけてくれた。
旭町のWさん、タクシーの運転手をしているが、仕事を終えて帰ってきた。「お疲れさまでした」と見送った後、ツタツタと戻ってきて、住まいのことを相談された。
背の高いお兄さんが、いつもは、簡単な挨拶だけで通るのだが、今日は、駅の階段を下りながら、「昨日は、地震といい、モノレールの事故といい、大変なことがありましたねぇ!」と。本当にそうだったと思い、私は、「ねぇ!」と相づちを打った。
今朝のしんぶん赤旗の報道では、「能登で震度6強 1人死亡けが170人 全半壊144件2000人以上が避難」と報じた。昨日の情報から更に深刻な事態になっているようだ。日本共産党は直ちに対策本部を立ち上げ、国会議員、地元の市議らが、輪島市などを訪問、激励するなど対応に向かっている。
時間になったので、私は、古橋さん、佐々木智子議員らと、目の前のコーヒーショップに入り、トーストセットを注文。おしゃべりをしながら食事をしていると、ガラス越しに桜ヶ丘勤務のお嬢さんが駅に向かっていくのが見えた。
今日は、10時から、3月議会の最終日の本会議が行われた。日本共産党市議団は、独自に一般会計予算の修正案を提出したが、採決の結果、否決となった。新庁舎建設よりも市民生活優先の予算に転換を求める、初めての修正案であり、大きな意義があったと思う。また、日本共産党が準備し提出した意見書案、『医師不足の打開と地域医療を守ることに政府が責任を持つことを求める意見書』(まちだ新世紀の議員も複数署名)が、全会一致で可決された。
今日で約1ヶ月間に及ぶ定例市議会が終わったが、同時にますます忙しくなる。
身体に気をつけながら全力でがんばらないといけない。
さてさて。みなさんも昨夜のテレビをご覧になったと思うが、世界フィギュアスケートの大会が終わり、エキシビションが行われていた。
最後の方に登場した安藤美姫選手が、自分と生年月日が一緒だという歌手の絢香さんの生の歌に合わせて最後のスケーティングを披露した。自らお願いしたというその曲は、『I belive』、そして、2曲目が『三日月』という曲だった。どちらも、私でも聴いたことのある曲で、安藤選手の滑りとマッチしてなかなか感動的だった。
そういえば、このところ、朝方外へ出ると、西の空に、三日月が輝いていることがある。
咲き始めた桜の木々を柔らかい光で照らしているかのようだ。
ふと、そんな情景を思い浮かべた。
・・・・・・・・・・。

by ken-tono | 2007-03-26 15:22

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