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「ワーキングプアっていうけれど、今の私がそのものですよ」   

また今日も汗ばむ朝となった。テレビの天気予報を見ると、東京は28度に気温が上がるらしい。普通、30度を超えたら海で泳げるじゃないか・・なんて思いながら、家を出て、駅に向かった。
Mデパート前に行くと、いつもに比べて営業車の数が少なく、容易にマイ宣伝カーを止めることができた。日本共産党と田村智子のノボリを立て、宣伝をはじめた。
同じ団地に住むNさん、Aさんが通った。Nさん気がついて、「あらっ・・・。おはようございます!」と。Aさんは気がつかなかったようだった。
しばらくぶりにMデパート前で宣伝したこともあって、参院選挙に向けて、日本共産党と田村智子東京選挙区予定候補へのご支援の訴え、週明け国会の重要法案、とくに、改憲手続き法案の問題、アメリカと肩を並べて海外で戦争するための憲法9条改悪は絶対に許さないために力を合わせてがんばりましょう、と訴えた。
車の中から、私の方を覗いて挨拶してくれる人が何人かいた。
ある食品会社のマイクロバスが私の目の前を通ったとき、運転手さんが私の方を見ながら手をあげてくれた。よく見ると、以前同じ団地に住んでいたTさんだった。心臓病を患って、仕事を辞め、身体も生活も大変な時期があったと思うが、いま、運転手として働くことが出来るようになったTさんの姿を見て、内心ホッとした。身体を大事にしてがんばってほしいと思う。
そうこうしていると、道路の向こう側の歩道にIさんの姿が見えた。手を振ってくれている。Iさんには、昨日会ったばかりだったが、昨日は、彼女の仕事のことが話題になった。「ワーキングプアっていうけれど、今の私がそのものですよ」と。派遣社員として、ある工場で働いているそうだが、一日8時間働いても交通費込みで5千数百円しかもらえない、と。「最低賃金にも満たない収入でどうやって生活していけというのか・・」。あまりにも労働がきつくて、次の日には来なくなってしまう中年の男性もいると話していた。
「こんなひどいことをなくして、生活ができるようにするために、参院選挙で共産党を大きくしなければ・・」。Iさんも私も同じ思いだ。
それでもIさんは、笑顔で職場に出かけていった。
「憲法改悪、アメリカいいなりの政治、大企業中心、国民いじめの政治を、日本共産党とごいっしょに変えましょう!」。
私は、マイクを通して思いっきり訴えた。

by ken-tono | 2007-05-09 09:56

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