人気ブログランキング | 話題のタグを見る

今でも変わらない新巻鮭   

10日の一般質問の準備で、昨日はずいぶん遅くなってしまった。今朝の宣伝はお休みすることにして、朝の時間をゆっくりとわが家で過ごすことにした。
秋田の母からハタハタと一緒に鮭も送られてきたので、さっそく、切り身を焼いておにぎりを作った。秋田のOさんから帰省の際にいただいた自家製の味噌が、これまたなんとも美味しいのだが、豆腐とネギとオクラの味噌汁にして朝食とした。長女の昼食用には、そのほかにチャーハンを作ってあげた。
今朝の起床の順番は、妻、私、長男、長女と最後の2人が逆転した。いつも、6時になると必ず起きている長女だが、土日はグッスリというわけだ。
朝食を済ませ、原町田の仲見世商店街に行った。生鮮食料品店のみなさんは、早朝からの準備を終えて、朝食をとり、一休みしているところだった。
ある魚屋さんに立ち寄ってみた。切り身の鮭の他に、上の方には、新巻鮭が何本もつるしてある。私はご主人に聞いてみた。
「新巻鮭って、昔と比べて値段はどうなんですか?」「ん~ん、あんまり変わらないんじゃない」「切り身の方は、ほとんどチリから輸入された鮭だけど、新巻の方は、昔ながらの白鮭だよ。川を上ってきてさ、数の子をとったやつがこれだよ」「んん??数の子??」。ご主人、イクラと数の子を間違えたようだ。南米のチリで養殖した鮭は、脂がのって美味しいそうで、スーパーに並んでいる切り身の塩鮭のほとんどがチリ産だそうだ。一方の国産の鮭は、新巻や生の切り身で売っているが、残ったのは、中国に輸出されるのだ、と。ちなみに、捕れすぎたサンマも中国に売られるそうだ。「ということは、中国のツアーに行った日本人観光客は、日本の鮭やサンマを食べてるかもしれないって事ですかね?」「そうだよね」と。
話しは、新巻鮭のことに戻った。「新巻鮭は、長野や東北の人に送る人が多いよ」「そうですか。私も東北の秋田なんですけど、山間地だったので子どもの頃は新鮮な魚が少なかったですね」。ご主人は、「秋田の人送ってあげると喜ぶと思うよ」と。私は、話しの流れで、「いや、秋田から鮭が送ってきたんですよ」とは、トウトウ言えずに、「そうですね・・」と相づちを打ってしまったのだ。
それにしても、昔の姿のまま、いまでも変わらないのが新巻鮭だということが分かった。
さて、ハタハタと鮭を送ってくれた母に、この暮れ、何を送ってあげようか?なんて思いながら、ざわめき始めた原町田の外の通りに出た。

by ken-tono | 2007-12-08 11:16

<< 「ラーメンでも・・」 「なんとも言えずモダンな人たち」 >>