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「それって蟹工じゃん」。   

昨日は、朝の宣伝はお休みにした。午前中は、鶴見川クリンセンターの広場で行われた「水防訓練」に参加した。台風の時の水害に対処するための様々な工法の訓練が、消防署、消防団、町田市などによって行われた。ビニールの砂袋に砂を詰めて積みあげる工法など、見ていると、かなり昔からこのやり方が用いられていたのではないかと思った。人海戦術で短時間にやると、かなり有効のようで、先般の秋田県内における豪雨による川の氾濫の際にも、消防団に入っているYちゃんが、この工法を使って家屋への溢水を防ぐことができたと言っていた。また、商店街などでは、大きなポリ容器数個に水を入れ、ビニールシートで覆えば、ちょっとした防波堤となるなど、身近に役立ちそうな知恵が結構あった。
さて、今日は、あまりハッキリしない天気になった。
また学校が始まる長女は、私が支度をしていると「おはよう」と起きてきた。
古橋予定候補といっしょに駅に立った。
本町田のMさんが元気そうな足取りでやってきた。「おはよう!」。自宅の畑で採れたのか、持っていた紙袋に、緑色の野菜がたくさん入っていた。
背の高い女性の外国人が、「おはようございます」と声をかけてくれた。
また、メタボぎみの男性の外国人と日本人の奥さんが今日も仲良く出勤。「グドゥ モーニング」とマイクで挨拶をした。
今朝の宣伝の中での話をしたが、今、若い人たちに、小林多喜二の小説『蟹工船』が読まれていて、空前のベストセラーになっているらしい。志位和夫委員長が、派遣労働者の深刻な実態を告発し、「派遣労働者保護法の制定」を提案したように、現代の若者は、まるで、戦前の『蟹工船』の労働者のように劣悪な働かされ方をしている。団結して闘い職場を変えていこうという、『蟹工船』の内容が、若者に共鳴しているのではないだろうか。
昨日のサンデープロジェクトでは、志位和夫委員長が登場し、『蟹工船』『マルクス』を引用しながら、「ルールなき資本主義」からの転換を熱く語った。これがまた、見ていた人たちに感動を与えたようだ。
「それって蟹工じゃん」。
作家の雨宮処凜(あまみや かりん)さんによれば、今月2日に岐阜県内で開かれた、日雇い派遣などで働く若者が開いたたメーデー会場で聞いた言葉だった、と。『蟹工船』と『資本論』が若者達に読まれている、と。
私も、30年ぶりに『蟹工船』を読んでいる。
若者たちといっしょに大企業中心の政治を変えていかなければ・・・。
そう思いながら、訴えた。

by ken-tono | 2008-05-19 10:21

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