人気ブログランキング | 話題のタグを見る

「演奏会、いつだっけ?」   

「ねぇ、ねぇ、岩手と秋田でまた地震だよ」「ん?・・・・・・」。寝ぼけていた私は、しばらくたってから話の内容が分かった。
起きて、テレビを見たら、「岩手・震度6強」と出ていてビックリした。シャワーを浴びて、すぐに、秋田の母に電話をしてみた。前回はすぐにつながらずに心配したが、コールした。「あっ、母さん、そっちは大丈夫だった?」「夜中、トイレに起きたとき、地震だなと思ったけど、大丈夫だよ」。母の声を聞いて、ひとまず安心した。
「ゴホンゴホン」と、長女の咳が浴室から聞こえてきた。「○○ちゃん、良くなった?」「まだ治らないみたい」「お大事にね・・・」と、元々早起きの母と久しぶりの電話で話をした。
長女は部活があるというので、朝の駅頭宣伝を終えたら送っていくことにした。
Mデパート前にした。
出来るだけ背筋を伸ばすように意識し、元気よくマイクで訴えた。
「おはようございます!」。後ろの歩道の方からそれこそ元気な声が聞こえてきた。
私は、今朝の地震の話から始め、社会保障費の削減と消費税問題について話をした。「みなさん、元々誰がこのことを求めているかといえば、財界、大企業です。自分たちは、もっともっと儲けようと、労働力を安上がりにし、自分たちの納税の負担は減らせといい、国民には消費税増税を行えと虫のいい話ばかりしているのです。こんなことを許しているのが、今の自民党政治です。日本共産党を伸ばしていただき、大企業中心ではなく国民のくらし中心の政治に転換しましょう!」と訴えた。
デッキの上から手を振ってくれた方が、何人かいた。
車のクラクションをならして激励してくれた方も・・・。
「みなさん、作家の小林多喜二ががんばっていたころ、創立されたころの日本共産党は、権力の弾圧で大変な時代でした。しかし、負けずに、国民主権、侵略戦争反対の要求をかかげてがんばったのです」と、私は、だんだん、力がこもってきた。
通勤の労働者のみなさんが、どんなふうに私の話を受け止めたのか、遠くの様子は分からなかったが、その思いが伝わって欲しいと願いながら話した。
宣伝を終え、団地の外で待っていた長女を高校のソバまで送っていった。
「演奏会、いつだっけ?」「え~、っとね、8月12日」「ん~ん、お父さん、秋田に帰ってるからちょうど行けないなぁ」「んん、お母さんが、おばあちゃんと来るって・・・」「じゃぁ、良かった」。
長女の咳もそれまで治るといいけどと心配した。
最低気温が27度と、今日もまた暑い日になりそうだ。
・・・・・・。

by ken-tono | 2008-07-24 13:51

<< 「びみょう」や「ふつう」 あの暑さの中、長蛇の列だった。 >>