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「濡れちゃいますよ」   

昨日の夕方、市役所を出たら当然スコールが降ってきた。少し様子を見ればよかったのだが、急いでいたので傘を差して外に出た。
運の尽きだった。傘はほとんど役に立たず、ズボンの膝から下はずぶ濡れ状態になってしまった。車のエアコンで乾かしたものの、ズボンはヨレヨレ。
そのまま市民フォーラムに向かった。雨はまだ降っていた。用事を済ませ、外に出ようと思ったら、ご婦人達が出入り口の所に立ち止まり、雨が小降りになるのを待っていた。
「うわ~っ、ビショビショになっちゃったよ!」といいながら、「腰パン」姿の高校生が中に駆け込んできた。1人の男の子が、立っていたご婦人達に向かって、「濡れちゃいますよ」と言ったのだ。「ありがとう!」と1人のご婦人がお礼をした。
「ん、いいね・・・」と思った。
昨日の話が長くなってしまった。
今週もあっという間に金曜日になった。
駅に着き、準備を終え、挨拶を始めた。
サングラスのお兄さんがやってきた。暑いなぁ、という顔つきだったが、口を開いたら、やはり、「暑いよ」だった。「そうですね」「んん、がんばって・・・」と笑顔で出かけていった。
6時半のおじさんが、何やら、ポケットの中をゴソゴソやりながら近づいてきた。「おはよう」と言いながら私に見せてくれたビラには、狛江の鈴木えつお共産党市議の名前があった。「いま、狛江に仕事に行ってるんだよ」「そうでしたよね」「あんたと同じように駅でがんばってたぞ」と、教えてくれたのだ。
トコトコちゃん達がやってきた。お姉ちゃんが本を読んでいる。「おはよう。雨で、オウチ大丈夫だった?」「うん!」。お姉ちゃんが、本の表紙を見せてくれた。『FRIEND』という英語の本だった。
中学一年生のお姉ちゃん、読む本が変わってきた。
長女の友達のYちゃんが通り、やや遅れて、長女がやってきた。
霞ヶ関勤務のお嬢さんのお母さんが通っていった。
しばらくして、お嬢さんも笑顔で通った。黒とシャトルーズグリーン?のシンプルデザインだった。
デッキの向こうの空を見ると、今日もまた、雨が降りそうな怪しげな雲が覆っていた。

by ken-tono | 2008-09-05 09:30

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