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「アキタ、キリタンポ・・・」(ん、やっぱりそうだ)   

昨日からの雨がまだしとしとと続いていた。
背広姿で外へ出ると、肌寒かったので、ジャンバーを取りに戻ったが、正解だった。
今朝は、雨が直接当たる場所での宣伝だったので、ハンドマイク用と併せ傘を2本持って駅頭に立った。
・・・・・・・・・・・ノボリの準備をしていた。
ん?・・・・・・・・視線を感じたので目を向けると、トコトコちゃん姉妹が、お母さんの車から降りて(たぶん)、傘を持ち、駅入り口に向かって歩き始めたところだった。トコトコちゃんがニコッと笑った。
「おはようございます」「おはよう。気をつけてね・・・」「うん」
連休はどこかへ遊びに行ったのか、今度聞いてみようと思った。
元柔道部員のお兄さんが寒かったのかパーカーのフードをすっぽりとかぶってきた。
T大学生君のお兄さんもお母さんの車から降りたと見えて、傘は差さないで早足でやってきた。
ポニテールのご主人も寒そうな雰囲気だった。みなさんに挨拶をした。
木曽町のFさんの息子さんは、小雨の中で、送ってくれたお父さんの車を傘も差さずに見えなくなるまで見送っていた。若いのにエライ!と思った。
バイオリニストのご主人とお嬢さんも次々と奥さんの車から降りて駆けてきた。
雨が止まなかったので、いつもは下に置いているハンドマイクを肩に担いで話をした。
「この連休はどうでしたか?今日からまたがんばりましょう!」と。「麻生首相は、外遊先で、解散の時期について何月になるか分からないと言っていたが、深刻な国民生活のほうは待ったなしです。2つの選挙で審判を。日本共産党へご支援を」と訴えた。
しばらくして、T大附属高校に通う女の子がいつもと違う出入り口にやってきた。笑顔で「おはようございます!」と。いつもはバスで来る彼女も、今日はご家族に送ってもらったのかも知れない、と思った。
昨日までお休みで、お父さんやご家族の車に乗って出かけた人たちが、今朝も送ってもらっているという感じだった。
さて、昨日の午後、用事があって妻と都内に出かけた。帰りに東京駅から電車に乗ったら、私たちの前にリュックを背負った外国人の女性が入ってきた。なにやら旅行中らしく、メモをしきりに見ていた。
・・・と突然、彼女はわたしたちに話しかけてきた。「オチャノミズ?」。初めは何を聞かれているのか分からなかった。妻が、「I can’t speak english.」と話したつもりが、相手には「英語が話せます」と聞こえたようだ。
「○□△○オチャノミズ?」。御茶ノ水駅へ行くにはこの電車でいいのか?という質問だということが分かった。
「イエス」と答えたら、彼女は安心した。2つ先の駅であると妻が伝えた後、彼女が話し始めた。
「サッポロ、アキタ・・・」
ん?アキタ?
「いま、秋田って言ってたよね?」「そうだった?」
「アキタ、キリタンポ・・・」(ん、やっぱりそうだ)
とうとうキリタンポの言葉までが出てきた。
そこで私は、「I was born in akita.」
「オ~、アキタ?」「Kiritanpo is very taste.」(・・・very good.でよかったようだが)「イエス」
アメリカ人らしき彼女は、私たちよりも年輩に見えたが、一人旅のようだった。この後、大阪へ行くと話してくれた。
御茶ノ水駅に着いた。「オチャノミズ station」「センキュウ」
「Have a nice trip.」「センキュウ ベリー マッチ」
ドアが閉まった。
ホームから私たちに笑顔で手を振ってくれた。
不正確な英会話だったが、いつもの町田駅の調子で、しかも妻のお手伝いもあってなんとか通じて、感謝された。
電車の中の人たちがみんな聞いていたのかと思ったら、急に恥ずかしくなってしまった。
ふ~っ・・・・

by ken-tono | 2009-05-07 09:00

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