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テニスラケット、サックス、そして、バイオリン・・・   

土曜日なので朝はすこしゆっくりしようかなと思いきや、そんなわけにはいかなかった。
高校生の2人の子どもたちは今日も通常の授業があるというので、朝早く起床。
姿見の鏡の前では長女が髪を乾かし、その後ろから長男も鏡を覗きながら髪を整え、そのまた後ろから私がひげ剃りの状態を見ようと隙間を探したが、前方の2人に阻まれ、やむなく適当に済ませることになってしまった。
そして、今朝も長女のお弁当作りは私の担当となってしまった。
いつになく、「行ってきます!」と長男が一番手に外に出た。私がいつも早く家を出るのでやむを得なかったが、そんな長男の声を聞いたのは久しぶりのことだ。
「送ってほしいんだけど」という長女の要請に応えざるを得ず、高校の最寄りの駅前まで送ってあげることにした。
「修学旅行、いつだっけ?」「ん?12月13日からだったかな?」「ん~ん」
たわいのない会話をしながら、あっという間に駅に着いた。
「ありがとう。行ってきます!」
本当に珍しく2人の子どもたちを見送って、さて、私の番だ、と町田駅に向かった。
ラジオでは、スポーツ評論家という方が、ヤンキースと日本のジャイアンツの強さに共通点があると指摘していた。それは、両チームとも、1番、4番、7番に強打者がいて、どこからでも攻撃が出来るという内容だった。
なるほど、と思った。
町田駅に着いた。
タクシーの協力を得て定位置に止めさせてもらった。
宣伝を開始して間もなく、テニスラケットを背負った50歳代のご夫婦がやってきた。ご主人はもとより、奥さんもショートカットのヘアスタイルで、スポーツウエアを着込みいかにもスポーツマン夫婦という感じ。
「おはようございます!」と元気のいい挨拶を2人からかけていただき、暖かな天候も手伝って、「よしがんばるぞ!」という気持ちになった。
年輩の奥さんが近づいてきて、「がんばってください。応援してます」と声を掛けてくれたので、私はすぐに握手をした。
駅から市内に向かう若者たちの中にも気軽に声をかけてくれる人たちがいた。
大きな物を担いできたヒゲを立てた旦那さんがいた。見るからに中身はサックスだということが分かった。時々見かける方だが、今日初めてご挨拶をしていただいた気がする。すぐに「おはようございます」と返礼をした。
そして、もう一人肩に担いできたご婦人がいた。バイオリンだった。
やはり土曜日というだけあって、そして、秋というだけあって、スポーツや文化・芸術を楽しむ人、仕事としている人たちの姿が目だった気がする。
テニスラケット、サックス、そして、バイオリン・・・
そんな市民のみなさんに向かって、「明日は、代々木公園で国民大集会があります。沖縄でも県民大会が開かれます。暮らし、雇用、社会保障、米軍基地問題など、国民の声がとどく政治の実現へちからをあわせましょう!明日は、ご一緒に集会に行きませんか」と訴えた。
ナチュラルな対話が朝の駅頭でできるといいなと思っている。

by ken-tono | 2009-11-07 11:15

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