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「とのむらさん、実は・・・」   

長女の足音で目が覚めた。
朝食用のハムエッグとサラダをつくり、外に出た。
空は快晴である。
肌寒いが気持ちがいい。
しだれ柳の枝葉は、東方から吹くかすかな風で無造作に揺れている。
駅に着いた。
掃除をして挨拶を始めた。
森野のSさんの奥さんがマスクをしてやってきた。「とのむらさん、実は・・・」と相談を持ちかけてきた。私は、Sさんの話しを聞きながら、時折、挨拶をしてくれる人たちに返事をした。「今日の午後にでも伺ってもう一度話を聞きましょう」ということになった。
今まで半袖半ズボンだった柔道のお兄さんも、さすがに今日は長袖長ズボンだった。
イギリス人のKさんがやってきた。今日はブラウンのブルゾンを着てきたKさん。「オハヨウゴザイマス」と笑顔だった。
本町田のMさんもジャンバーを着てきた。「元気だね!」と。
トコトコちゃん姉妹が気がつかないうちに目の前に現れた。お姉ちゃんが「おはようございます」と、トコトコちゃんが「行ってきます」と言って階段を下りていった。
バイオリニストのご主人は送ってくれた奥さんに何度も手を振っていた。
「今週の土日、11月6日と7日、日本共産党の赤旗まつりに来ませんか?」とPR。
一度来ていただければ、魅力満載なのにと思いながら・・・
そして、ロシアの大統領が国後島を訪問したことについて、千島列島の領土問題の歴史と道理にそって日本共産党の見解を話した。聞いている人たちには、ちょとお難しかったかも知れないが、今日は一通り話した。
大田勤務の奥さんが来た後、霞ヶ関勤務のお嬢さんが、今日は家族の車で送ってもらったらしく、突然現れた。
「あれっ・・・」「へっへっへっ・・・」
元気に出かけていった。
寒かったけれど、気持ちのいい朝の宣伝だった。

by ken-tono | 2010-11-02 09:07

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