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山桜と風景画   

とにかく急に寒くなった。まるで2月ごろのようダ。スッカリ桜が咲き始めているというのに、チョッと寒すぎる。教育センターの桜、市役所の桜、・・・・・、で、国際版画館・芹ケ谷公園の桜。どれもそれぞれの建物や景色のシルエットにマッチして、ん~~ん、なかなかきれいダ。それにしても、寒かった。わが故郷、秋田は大雪が降ったそうダ。桜前線はマダ一ヶ月も先のことだと思うが、私は、秋田で桜というと、山桜を思い出す。小中学生のころ、学校から帰ると遊び場は山だった。私は、絵を描くのが好きだったので、近所の友達と一緒にヨク裏山に登ってスケッチに行ったものだった。山の斜面地の切り株に腰を掛けて、向こう側に見える風景を描くのが定番だった。そうすると、景色の中に必ず見えるのが山桜の木だった。人里に咲いている見栄えのするソメイヨシノなどと違って、あっさりしているが何か自然のたくましさを感じる。今だったら、子供たちだけで山に遊びにいったら、タチマチ、防災無線で放送されてしまう。が、当時、今から40年ぐらい前には、ほとんど事故も起きなかった。なぜかというと、高学年の子供が、低学年の子供の面倒を見て、写生に夢中になって山が薄暗くなっても、あわてずに、学年が上の子は下の子の手を引いたり、オンブしたりして、全員で家まで帰ったものだったからダ。その頃のことは今でも忘れない。マサトくん、ポンちゃん、ノリコちゃん、マッコちゃん、ヨシキ、ジュンちゃん・・・、そしてマッちゃん。私の幼友達ダ。山桜が見える風景を水彩絵の具で写生したこと、みんな覚えてるかナア。

by ken-tono | 2006-03-30 22:56

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