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「別れに 星影のワルツを歌おう♪」   

昨日と今日、実に清々しい秋晴れの空となった。
そんな昨日、私は、地域の生活と健康を守る会のみなさんと一緒に秋の一泊温泉旅行に参加した。
バイクで会場まで行くには最高の天気。
昨日は午前中で仕事を終えて、一度家に戻り、リュックに荷物を詰めて、バイクのエンジンキーを時計回りにまわした。
ピクッ・・・・・・・・・
ん?
バッテリーが上がってしまい、バイクはびくともしない。
8月下旬に走ったのになぜ?
“秋のバイク旅”を断念した私は、再度着替えをして、電車で宿に向かった。
それでも温泉に入り、楽しい一夜を過ごすことが出来た。
朝目が覚め、そうか、ここは宿だということに気がついた。
今朝の駅頭宣伝はお休みである。
ヒンヤリとした気持ちの良い朝である。
ん~ん、この青空が、この空気が、この景色が私とバイクを待っていたはずなのにと思った。
旅行先からお昼には町田に帰ってきた。
用事があって、市民ホールに立ち寄った。
と、事務室に「ありがとうございました」と男性が入ってきた。
ん?なんと、その人は、あの千昌夫さんではないか。
ちょうど、市民ホールで新沼けんじさんとのジョイントコンサートを終え、次の八王子の会場に向かうところだったのだ。
東日本大震災復興祈願のコンサートでもあった。
「今日コンサート行きたかったなぁ」
「あっという間にチケットが売り切れましたから」
「ん~ん、残念だったなぁ」
と、事務所の方と会話をしているそのとき、千昌夫さんが現れたのだ。
岩手県の被災地で、被災者のおばあさんが、救援ボランティアの人たちに感謝の気持ちで千さんの「星影のワルツ」を歌ったという話を聞いた。
なんと感動的な話だろうか。
「別れに 星影のワルツを歌おう♪」
人の命と人の心を歌が繋ぐ。
千昌夫さんのにこやかな笑顔を見ながら、ふとその話を思い出した。

by ken-tono | 2011-09-28 18:52

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