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赤旗の記事の力である。   

今日は祝日なのでどうしようかと思ったが、思い切って駅頭宣伝をすることにした。
とはいっても、いつもよりもだいぶ遅めのスタートである。
M銀行前にスタンバイができた。
と、そこへO先生がやってきた。
「終わったの?これから?」
「これからです」
体育の先生だったが、退職後は町田にあるアトリエで絵を教えている。
私もいつかまた絵を描くことを再開したいと思っている。
お休みのせいだろうか、駅前の空気がゆっくりと流れている感じがした。
おのずと話もゆっくりと穏やかに話すことができ、声もよく出た。
通勤、通学者であふれる平日の町田駅とは全く違うと思った。
今朝のしんぶん赤旗のコラム、「潮流」の内容を紹介した。
韓国の修学旅行の高校生を乗せた大型客船が沈没した事件で、乗船した325人の高校生のうち250人が死亡または行方不明になった。
昨日、その高校の2年生の授業が再開されたそうだが、出席したのは修学旅行に行かなかった13人だけ、と。助かった75人は精神的病の治療中だそうだが、問題は、高校生たちの状態を無視した取材攻撃である、と。
先日もテレビで、電車の事故で助かった女性が、「なぜ私だけが?」と苦しんでいる胸の内を語っていたが、マスコミの取材の在り方が深く問われていると思い、そのことを駅頭で話した。
すると、ある年配の女性が立ち止り、うなづきながら私の話を最後まで聞いてくれたのだ。
赤旗の魅力をいろんな形で伝えてゆくことが大事だと思った。
ふと、目線を上にやると、駐車場の管理をしていた男性も少し手と足が止まっている様子だった。
赤旗の記事の力である。
そして、最後には、いつもやってくるおばあさんが、椅子に腰かけて私の話を聞いてくれ、パチパチパチ、と。
お休みの日だったが、思い切って駅まできてよかったと思った。

by ken-tono | 2014-04-29 09:42

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