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忘れがたい信州の旅   

「プロサッカーの中田英寿選手が現役を引退する話をみなさんもお聞きになったと思います。ファンの一人として、とても残念ですが、これまですばらしいプレイを見せてくれたことに、ありがとうと伝えたいと思います。さて、私たちの暮らしの方は、政府与党の増税策でいっそう厳しくなっています。わが党の市田書記局長が、高齢者への増税の凍結、今後の計画中止を政府に申し入れました。みなさん、・・」と。朝から汗ばむような暑さの中、今週も元気よく駅頭宣伝を始めた。
仕事帰りのご主人が、「もっと共産党がんばってヨ!な~、教育基本法のとき共産党だけだもんナア、がんばってんの!」。「ハイ!がんばります!」。ご主人気合いが入っている。
この2日間、地域の後援会のバス旅行で、信州・長野の「無言館」~「別所温泉とお寺巡り」~「美ヶ原高原・霧ヶ峰」などに行ってきた。お天気が心配されたが、たいして雨も降ることなく、「信州」を満喫することができた。参加いただいたみなさん、本当にありがとうございました。先の戦争にかり出され、ほとんどが戦死した東京美術学校などの画学生の遺品・遺作が展示されている。中に入ったとたん、60数年前にタイムスリップし、当時の画学生になったような気持ちだった。私もかつては、画学生だったので、戦争の召集令状が届き、残された時間、呼吸することも忘れて恋人や景色を描写する緊張感が伝わってきた。ん~~ん。戦争は二度と繰り返してはいけない!と実感。そして、「無言館」、私は、この美術館にもう一度行ってみたくなった。
で、そのあと、別所温泉のホテルのご主人のガイドで、安楽寺の「国宝・八角三重塔」、北向観音、常楽寺などを案内していただき、歴史を勉強することができた。道すがら、オヤッっと思うものに出くわした。「山本宣治(ヤマセン)とタカクラ・テルの記念碑」があったのだ。戦前、当時、上田自由大学の講師だったタカクラ・テル(後に日本共産党衆院議員)が、別所温泉に住んでいたのだ。彼は、労農党代議士・生物学者であった山本宣治を上田の農民組合連合会の大会に招いたが、山本宣治は、なんと、その4日後、山宣は右翼によって殺されてしまう。後に、農民組合連合会は、山本宣治を想いタカクラ・テルの自宅の庭に碑を立て、その後38年間、庭の中に埋めて守ったのだそうだ。私たちが見た碑は、1971年に2人を偲んで長野の人たちによって再び立てられたものだそうだ。2人が活動していたこの時期は、小林多喜二などのように治安維持法によって自由な政治活動が弾圧されていたときだが、私は、碑を見ながら、「農民の小作料を値下げせよ!」など、今となっては当然の要求を掲げて、生死をかけてがんばった日本共産党の先輩たちの勇姿に思いをはせた。んん。
さて2日目、とても印象に残ったのは、八島ケ原湿原だった。Yさん、Sさん、Uさん、Iさんと5人で、湿原の麓に降りて散策したが、澄んだ水と水草、ニッコウキスゲやアヤメなど20種類以上の植物にスッカリ見とれてしまった。ノートを忘れたために、この2種類しか覚えていない。帰りのバスの中で、感想を述べたSさんも、2つぐらいしか覚えてなかったナア。
というわけで、とても、とても充実した後援会のバス旅行・「忘れがたい信州の旅」だった。「来年もぜひ!」。

by ken-tono | 2006-07-04 10:09

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