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ルービックキューブ   

朝、駅に着いたら、珍しくMデパートの前に工事用車両がほとんど停まっていなかった。定位置にマイ宣伝カーを停め、準備をして宣伝を始めた。9月議会にどういう立場で臨むか、また、昨日、東京地裁で無罪判決が出た「葛飾のマンションビラ配布弾圧事件」の話をした。マンションの共用部分の集合ポストに静かに日本共産党の都議会報告のビラを配布しただけで、警察に逮捕され、家宅捜索を受け、起訴され裁判になった事件だが、その荒川さんに対して大島裁判長は、「社会通念上、本件のようなビラ配布は禁じられておらず、正当な理由がないとは言えない」と、無罪を言い渡したのだ。憲法が定めているビラ配布の自由が認められたことになる。私は、「警察や検察の不当な捜査や逮捕は、憲法が認める言論・表現の自由を踏みにじるもので、許せない。検察は控訴を断念すべきだ!」と話した。そんな話をしたセイかどうか分からないが、駅前の交番から警察官が入れ替わり立ち替わり、人工衛星のように私の周りをウロウロしていた。警察といっても「公安警察」を指して言ったんだけどなあ。「公安警察」の方は減らして、一般の警察官をもっと増やして、市民の安全を守ってもらう必要があると思うのだが。
それにしても、憲法21条の「表現の自由」を認めさせるために、断固としてたたかい、無罪を勝ち取った葛飾の荒川さんに引き替え、町田市の石阪市長は、市長の椅子にしがみつくあまり、略式命令による有罪判決を選択した。ん~~ん、人間的に何と違うことだろう。そう思いながら、訴え続けた。
とそこへ、私と同じ団地に住むHさんがデッキの上を通り、手を振ってくれた。そういえば、Hさんも葛飾柴又の生まれだったなあなんて思いながら、「行ってらっしゃ~い!」とマイクで返した。
今日午後から開かれた代表者会議で、石阪市長から「30%、6ヶ月」の減給処分を内容とする条例を提案したいと申し出があった。今回の事件の内容とこの間の市長の態度からして、「減給」で済まされる問題でないことは明らかであり、私たちは、改めて市長の辞職を求めていきたい。9月1日の9月定例議会の初日に提案される予定だ。また、石阪市長のパーティー事件問題など、私の一般質問は、9月7日の午後に決まった。
と、ん~~ん、話がだいぶ堅くなってしまったかな。
そうだ。そういえば2日前、Uさんと原町田地域を回った後、とあるビルのトイレを借りた。ん~ん?と、ある光景が目に入った。ヒモで縛った見本用のルービックキューブに興じている人の姿が見えたのだ。どこかで見たことがあるな?と思っていたら、駅でよく会うホームレスの人だった。年の頃は私とそんなに変わらない感じがする。この冬の選挙中も駅の近くのビルの隙間で寝ていた。話したことはないので、事情は全く分からないが、いつもの印象とはずいぶん違って、そのときばかりは集中している目をしていた。
あと数コマで、立方体の一断面が、全て真っ赤になるところだった。

by ken-tono | 2006-08-29 19:25

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