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他人どうしの「老老介護」   

秋晴れが続き3日目となった。どうやら週末には天気も崩れそうだが、なにはともかく、朝天気が良いとみなさん元気に見える。マイ宣伝カーの準備をしていたら、藤田学前市議がデッキから降りてきた。「久しぶり」。「おはようございます」。「こんなに早く出勤なの?」。「はい」と。
皮肉にも、自民党の前市議の前で、昨日、自民党総裁に選ばれた安倍晋三氏の批判演説をすることになった。
小泉政権が進めてきた弱肉強食の構造改革を継承することを明らかにした安倍氏。消費税増税もやるというなど、大企業優遇、国民いじめの政治に変わりはない。教育基本法の改悪を最重要課題とし、靖国参拝、憲法改定と、「安倍氏のイデオロギー的着想は1930年代に根ざしている」(仏週刊誌「ヌーベル・オプセルパトゥール」)など、欧米メディアも「改憲をねらうタカ派」「過去の戦争犯罪否認」と、痛烈な論評が目立つ。
憲法、教育基本法を守り、靖国参拝を中止させるなど、平和なアジアと世界の実現に日本共産党はがんばります、という話をした。
で、昨日も、わが党の志位和夫委員長は、パキスタンの地震の被災地を訪問した。「テロの根絶には、貧困を無くし、教育の向上が必要だ。自衛隊のイラク派兵をするお金があるなら世界の貧困をなくすために使うべきだ」と、一昨日の歓迎夕食会の席で志位委員長が述べたそうだ。安倍氏の発言を聞いていると、世界とアジアの課題からあまりにも乖離していることを実感した。
ソウコウ話をしているうちに、「おはようございます!」と、今日も元気よく日大三高の学生さんが、2人の友達と一緒にやってきた。彼女が通ると、より爽やかな気持ちで宣伝ができる。
さて、私は、昨日の夕方、ある特別養護老人ホームを訪ねた。そこのショートステイのお世話になっているある老人のことで話を聞いた。実は、その人を日常的にボランティアでお世話しているのも老人だ。夫婦の「老老介護」とは違って、他人どうしの「老老介護」だ。初めのうちはまだ何とかなったのだが、お互いにさらに年を取るにつれて、介護が厳しくなってきたという話だった。下手をすると共倒れということにもなりかねない。ケアマネージャー、介護支援専門員、社会福祉士といった方たちと、ボランティアの老人を知っている私が加わり、今後のあり方を相談した。個人のプライバシーにふれるのでこれ以上はお話しできないが、いずれにしても、老人2人とも健康でいられる方向を議論した。
人間の命や尊厳が大切にされる社会の実現へ引き続きがんばって行きたいと思う。
とても考えさせられ、学ばされたひとときだった。んん。

by ken-tono | 2006-09-21 10:43

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