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「ウィン?」「んん??」「ウィン?」「・・・・」。   

気持ちのいい五月晴れの朝となった。
今日もまたトコトコちゃん達に会えるのを楽しみに待っていたのだが、どうやら今日はお休みのようで、2人が現れることはなかった。
その前、いつものように6時半のおじさんが日替わりメニューの帽子をかぶってやってきた。ちょうど私が、ノボリの準備をしていたのを見たおじさんは、「いろいろとやることがあるもんだなぁ」と言いながら駅に向かっていった。
と、大勢の人たちに混じって両国勤務のお嬢さんがやってきた。チョット足を止めてくれたので、私は、「連休はどこかへ出かけるんですか?」「いえ、暦の通りです・・」と、普通のお休みと変わらないようだ。
ヒゲのお兄さんが来たので、やはり同じ事を聞いてみた。「連休はどうされるんですか?」「千葉にいる友達のところで田植えの手伝いをします」「けっこう腰とか疲れるんじゃないですか?」「んん、トラクターがあるしね・・。バイクで行ってきます」「気をつけて・・・」と、お兄さんは出かける口だ。
サングラスのお兄さんがその後やってきた。今日は風がチョット冷たかったせいか、「寒いね・・」とニッコリ笑顔で励ましてくれた。
と、そこへ、突然、クリスが現れた。んん、何も考えてなかったな・・。笑顔のクリスが私に、「ウィン?」「んん??」「ウィン?」「・・・・」。クリスは、5回くらい「ウィン?」と繰り返した。
そうか、選挙に勝ったか?と聞いているんだなと気がついた私は、「イエ~ス」と答えてしまった。・・しまった、というのは、本当は「ノ~ォ」と言わなければいけなかったからだ。
私は、一斉地方選挙で応援に行った候補者が「勝ったのか?」と聞かれたと勘違いしてしまった。クリスが聞いたのは、「私が投票した候補者(マンゾー・ヨシダ)は勝ったか?」と行ったのだと思う。遅きに失した。クリスは「オメデトウゴザイマス」と言ってくれたのだ。
「サンキュー、グッドバイ」と言うしかなかった。
とっさの間違いをお詫びして訂正するだけの英語力を持ち合わせていない私は、「ゴメン、クリス。次に会ったときにもう一度話すから」と言い訳をしながら、見送った。
ソウコウしているところへ、新橋勤務のお嬢さんが仲良しのお母さんと歩いてきた。2人に挨拶をしたが、ニコニコと元気な様子で出かけていった。
そして、誤らなければと思っていた2人がやってきた。桜美林の高校生だと思ったら、どうやら中学生らしい。「中学生なんだよね。高校生だと思ってた。ゴメンね」「あっ、ハイ!!」・・と。
今度はクリスに謝らなければ・・。
「残念ながらあなたが投票した吉田万三さんは落選した。ごめんないさい。また応援してね・・」と。

by ken-tono | 2007-04-27 15:21

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