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「あ~、ありがとうございます・・」。   

あまりの蒸し暑さで飛び起きた。長女が先に起きてシャワーを浴びていたので、私が2番手で終えて駅に向かった。
Mデパート前が空いていたので、スムースにマイ宣伝カーを止めることができた。
まず、昨日、消えた年金問題で、わが党の志位和夫委員長が安倍首相に申し入れを行ったことから話しをした。全ての年金受給者、加入者に対して年金記録を送付すすることを急いで送ることなど、5項目の要請をした。
また、2日前の私の一般質問の内容を伝えた。市長の政治資金パーティ事件のこと、新しい市役所建設はやめよのこと、そして、小田急町田駅、JR町田駅と周辺のバリアフリー化のことを取り上げ、どんな答弁があったかを話した。
そうしたら、後ろの方でご婦人がジ~っと立ち止まって聞いてくれている。フムフムという感じで、10分たっても、20分たっても聞いてくれている。私は、申し訳ないなぁと思い、中断して、日本共産党のパンフレットを渡しながら、「ありがとうございます。参院選挙でよろしくお願いします」と話した。ご婦人は、JRの値段が高いこと、税金が高いのに取り立ては厳しいことなどを話しながら、「がんばってください」と激励してくれた。
と、そこへ、駅前交番から警察官がやってきて、私のところへ来るのかと思いきや、そうではなく、隣りで荷物の搬入をしていた飲料水の会社のトラックの運転手さんに早く立ち退くようにと注意をしていた。私の場合は、宣伝目的の道路使用許可書を持っているが、おそらく彼らにはないのかもしれない。本当に困った様子だった。実際、荷捌き場といっても、大きなデパートはあるが、駅のそばの中小商店の場合、ポッポ町田の方からだと離れすぎている。話はしなかったが、運転手さんも困っているのではないだろうか。
あっという間に、1時間の宣伝を終えて、一度市役所によって用事を済ませてから、今日は病院に行った。一斉地方選挙の前に、ひどい風邪を引いてレントゲンや血液などの検査を受けていたので、今はすっかり直ったのだが、一応ということでしばらくぶりに時間が取れたので結果を聞きに行ったのだった。
待合室で順番を待っていると、80歳代のおばあさんが、お姉さんらしき90歳ぐらいのおばあさんの手を引いて診察室に入ろうとしたときだった。それでなくても、よろよろ歩いていて危なっかしいなぁと思っていたら、なんと、90歳代のおばあさんの足がもつれて、後ろに倒れていった。
私の目にはその光景がスローモーションのように見えて、私の体が自然にそのおばあさんをキャッチしていた。まったく無意識だった。学生のころスポーツをやっていて反射神経はいい方だったが、こんなときに役に立つとは思ってもみなかった。
「あ~、ありがとうございます・・」。
90歳代のおばあさんとその妹さんらしき人から、お礼を言われた。
私の順番になり、検査の結果は以上なしだったが、なによりも、ちょっとした人助けができて、病院にいったのにとってもさわやかな気持ちになった。
でも、診察が終わって外に出たらムンムンとする暑さだった。

by ken-tono | 2007-06-20 09:07

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