人気ブログランキング | 話題のタグを見る

雪 原   

起きたら窓の外は雪景色。ソウダ!雪かきをしよう!スコップ2本をもって駅に出かけた。体感温度2度。準備をしている私の頭に霧雨が降り続く。さぁ~て、雪かきでもするか。・・・と、そこへ突如として現れたのが、Oさんだ。西口の通路やデッキの上を、私は、Oさんと二人で雪かきをした。秋田県阿仁町の出身の私にとって雪かきはお手のものである。小1時間で一気にやり終えた。と、そこへI氏の関係者がやってきた。私たちの雪かきの様子を見て、「スコップは気がつかなかったナア」とぼやいたのだ。ふと私は、小学生のころのことを思い出していた。朝、学校へ出かけるとき、晴れた日は空気がひんやりして、雪原はパリッと凍っている。子供が歩いても「サクッ」と軽く沈むだけで、思いっきり駆けることができる。朝日が雪原にキラキラと反射し、まぶしいぐらいダ。ん~~ん。そういえば、道路に出たら、馬橇の荷台につかまってテカテカの橇のあとをゴム長で滑ったっけナ。私の気持ちは、一気に少年時代に戻ってしまった。学校に行く途中、よく同級生の正人くんとケンカしたっけナ。いま、ど~してんのかナア。・・・なんて考えながら、ご挨拶をしていたら、6時半のオジサンがやってきた。I氏の関係者のポスター看板と声かけもあってか、「にぎやかだね!」といいながら、私のスコップを指差した。オジサン、私が雪かきしたこと気がついてくれたかナア。ちょうどそのころ、I氏の関係者が「ウチの親分、やる気があるのかナア。殿サマだからナア」と言った。そんなボヤキを聞いていたNさん、「こっちは、殿サマじゃなくて、殿サンだぞ」。確かに。I氏は、7時ごろやってきた。デッキの上から市民ホールの方に向かってマイクで演説をしていると、鈴なりのバスの屋根には、まるで綿帽子のような雪がフンワリと積もっていた。ウ~ン。都会の雪もイイモンダナ。

by ken-tono | 2006-02-07 23:01

<< 洗面器のヘルメット 「ブッ・ブッ~~!!」 >>