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「どうだった?」「え~、失敗しました」「またがんばってね」   

朝、しんぶん赤旗を見ると、一面に「清徳丸の旗 海底1800㍍に」という見出しで、「清徳丸」とかかれた赤い旗の写真が載っていた。調査船の無人探査機が発見し、撮影したものらしいが、写真を見て、改めて、事故の壮絶さと自衛隊に対する怒りがこみ上げてきた。2人はまだ見つかっていない。早く探し出して、ご家族や仲間と会えるようにしてほしいと思う。
新聞を読みながら、ドタバタと身支度を済ませ、すっかり明るくなった外に飛び出した。最低気温が6度とある。ん~ん、ずいぶんあったかくなったもんだよなと思いながら駐車場に着くと、なんと、薄っすらとフロントガラスが凍っているではないか。
ワンタッチで氷を払い車に乗り込んだ。流れてくるラジオに野球解説者の田淵幸一さんが登場し、軽快なコメントを聞かせてくれた。一流打者は、決断力が早く、んん、話も上手だなと思った。
駅に着き、タバコの吸殻を片付け、スタンバイが終わった。
間もなくして、ポニーテールの学者風のご主人が見えて、お互いに深々と静かに挨拶を交わした。
すぐして、本町田のMさんが、花束を抱えながらやってきた。黒の厚めのコートから白の薄手のジャンバーに換わっていた。自宅の庭で栽培しているのだろうか?花は詳しくないが、英字新聞でくるんだ花束の先にのぞかせた花びらを見たら、カーネーションのようなひだの赤やピンクや白や薄紫の花だった。「おはよう!」と言って、Mさんは構内に降りていった。
・・と、久しぶりにお兄さんと談笑しながらやってきたのが、T高校生君だった。思わず聞いてしまった。「どうだった?」「え~、失敗しました」「そう・・私学受けるの?」「いえ・・」と、私が手渡した志位委員長の国会質問のチラシ。ちょっと聞きすぎてしまい、悪かったかなと思ったけれど、彼は、今年の大学受験、うまくいかなかったようだ。
「また、がんばってね!」。彼はを受け取り、笑顔で駅に入っていった。
そして、相当時間遅れで、キックボードのおじさんがやってきた。「今日はゆっくりですね・・」と私が言うと、「そうなんだよ・・」と、照れくさそうにボードをたたんで出かけていった。
私学の中学生が、「おはようございます」と私に挨拶をして、駅の中に入って行ったかと思ったら、すぐに引き返してきて、これ落ちていましたと、わたしに10円玉を差し出したのだ。私は、「ありがとう。駅に届けておくね」と言って、彼にお礼をした。そしてすぐに、駅の窓口に届けた。「拾われた方のお名前は?」と駅員の方から聞かれたが、「中学生の男の子ですが、名前は分かりません」と。「ありがとうございます。お預かりします」と返事をいただいた。
今朝は、古橋予定候補と交代でマイクで話した。
早朝は暖かかったのに、あっという間に寒さが戻っていた。やっぱり駅頭は寒いよなと思いながら、新しい週の月曜日の宣伝を気持ちよく行うことができた。

by ken-tono | 2008-03-03 09:12

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