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太古の土器をながめながら・・   

昨夜、帰宅してテレビの報道番組を見ていたら、町田市の国保年金課の窓口でお年寄りが相談している様子が映されていた。4月1日から後期高齢者医療制度が始まり、制度の内容を知らず不安に思っている市民が昨日から殺到したようだ。今朝の宣伝では、もちろん、この問題から話をすることにした。
さて、わが家の子どもたちは、春休みに入ったので、朝はのんびりとしていて静かだ。高校入学が決まった長女のもとに、昨日、高校の制服が届き、袖を通したようだ。私たちの頃とは違い、入学前にたんまりと宿題があるようで、子どもたちは大変である。
外に出ると、今日も引き続き寒いのが分かった。見上げると、駐車場脇の桜は、ピンク色から白くなってきたようが気がする。
駅に向かった。今朝は、Mデパート前にした。このところ、外気が冷たく、雨が降ったり、風が強かったりの日が続いたのでやや閉口していたが、寒くてもスカッとした朝だった。
後期高齢者医療制度の話を繰り返しした。どうしたわけだか、マスコミは、どんなにひどい制度でも、制度がスタートしてから大騒ぎをする。なぜ、しんぶん赤旗のように開始前から問題点を明らかにし、国民的運動を呼びかけないのだろうか。それはそうと、マスコミも怒りをあらわにせざるを得ないほど、高齢者を医療から閉め出すための保険制度が、この後期高齢者医療制度だ。なんでも、桝添厚労大臣が、昨日、呼び名を「長寿医療制度」に変更する意向を明らかにしたようだが、とんでもない!高齢者に対する「差別医療」の内容は全く変わっていないのだから、いくら名前を変えて、国民の批判をかわそうとしても、そうはいかない。
私は、古橋予定候補とともに、マイクで、「お年寄りに早く死ねと言わんばかりのこの制度の廃止のためにがんばりましょう!」と訴えた。
そういえば、昨日、町田市の博物館で行われている「土と炎の芸術ー世界の土器」という展示会を見に行ってきた。町田市内で発掘された紀元前2000年前の縄文式土器。また、愛知県陶磁器資料館から借りた土器も展示していた。中国、ベトナム、タイ、イランなどアジア、中東地域の土器は、土の種類の違い、彩色や形の違いなど、それぞれの国々の特徴がにじみ出ている感じがした。当時の人類の日常生活や祭事の道具として土器は大きな役割を果たし、さらなる人類の発展につながっていったのだと思う。歴史的な考古資料として、また、美術的資料としても学ぶ価値が大いにあると思う。
なによりも、時代を超えて東西を往来してきた考古資料や美術作品。中国国内でも紛争が起きているし、イランでもそうだし、隣のイラクでは戦争が続いている。
しかし、人類の発展に寄与した文化は必ずいつの日か、このアジア、中東地域にも平和的交流が出来る日をもたらせてくれると信じてやまない。
太古の土器をながめながらそう思った。

by ken-tono | 2008-04-02 09:32

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