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『国民が主人公の社会』が流行語大賞になるように・・・   

対になった明るい星は何だろう・・・?とずっと思っていた。
今朝のしんぶん赤旗や一般紙に掲載されていた写真を見て、そうかと思った。
金星と木星がずっと寄り添っていたのだ。それに月の3つの惑星が三角定規のように輝いていた。
それにしても寒い。
長女が起きてきた頃、私は、支度を済ませて外へ出た。
長男は、昨日、美術の宿題で作った『ピサの斜塔』の切り絵を提出し終えたせいか、ホッとしたような顔で寝ている。制作中、結構やるじゃないと思いながら、横目で見ていた。
駅に着き、缶コーヒーで体を温めていると、バスからたくさんの通勤者が降りてきた。
ノボリをセットし終え、間もなく、6時半のおじさんが上着の前を手で押さえながらやってきた。「おはようございます」「寒くて、顔が真っ赤だぞ!」「はい・・・」。おじさんは、私の手を握り、がんばれよと励ましてくれた。
トコトコちゃん姉妹が来た。面長な顔立ちのお姉ちゃんとまん丸い顔のトコトコちゃんは実に対照的だ。お姉ちゃんは落ち着いていて、トコトコちゃんは積極的で愛嬌がある。
「おはよう」「おはようございます」。トコトコちゃんが新聞紙にくるんだ長いものを持ってきたのが見えた。「ん?なに?」「竹・・・」。工作かなんかで使うのではないだろうか。
クリーム色の暖かそうなブルゾンを着た霞ヶ関勤務のお嬢さんのお母さんの姿が見えた。通勤者の僅かな隙間から挨拶をした。お嬢さんの方はお休みだったようだ。
わが家の長女も通った。期末試験2日目。昨夜帰宅したときまだ勉強していたので、妻に、「どうだったみたい?」と聞くと、「ん~ん??」と。勉強に集中している長女に話しかけてないようだったが、今朝は、いつものようにニコニコしながらでかけていった。
カリスマ美容師?の若いお兄さんが出勤してきた。丁寧に頭を下げて挨拶をしてくれた。
T大附属高校の女子高生が、今日も笑顔で出かけていった。
今日は、宣伝の中で、朝のテレビでも報道していた“今年の流行語”の話から始めた。
年間大賞は、エド・はるみさんの“グ~!”と“アラフォー(Around40の略)”だそうだが、昨今の社会状況を反映して、『蟹工船』『名ばかり管理職』『後期高齢者』などが流行語として入賞したらしい。
『国民が主人公の社会』が流行語大賞になるようにがんばらねばと思った。
空はどんよりとしてきた。
今にも雪が降りそうだ。
手を擦りながら、ノボリを片付けた。

by ken-tono | 2008-12-02 09:02

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